シークレットボーイズ


ウーチューブの配信が終わった翌日は必ず決まって何処の学校でもFの話題で女子達は大盛り上がり。

「ねぇねぇ葉月《はづき》〜、昨日のF観た!?」

クラスメイトのギャルな友人の莉奈《りな》が窓辺で携帯でちょうどFを観ていた葉月に興奮した様子で鼻をふんふん鳴らしながら飛びついた。

「観た観た、今回も超ヤバかった」

「ヤバかったってテンションに聞こえないのは気のせいか?〜もうっ、葉月、クール過ぎっ!もっと上がって話そうよ〜!」

「あんたが騒がしすぎんのよ。隣見てみ?桃《もも》、超静かにウーチューブ観てるから」

「へ!?」

突然話しを振られたせいで桃子《ももこ》は驚いて携帯を机に落とした。

「ちょっ、桃っち、大丈夫っ!?」

「あっ、う、うん!大丈夫、大丈夫!」

「葉月がいきなり話しかけっから桃っちびっくりしちゃったじゃ〜ん!」

「ごめん、桃」

「わ、私は本当に大丈夫だよ!」

あははっ、と笑いながら携帯を拾っ