シークレットボーイズ


「私ねぇ、ふざけて白井先輩にちょっかい出してるわけじゃないんですよ?」

良いよと言ってないのに人が飲んだペットボトルのお茶を勝手に飲んだこいつにイライラしながら残りのおにぎりにかぶりついた。

「初めて白井先輩を見た時にときめいたのは本当なんです。雷電気も間違いなく身体中に走りましたし」

雷電気?

「ルックスも超好みだし、と言うかどストライクって感じで、何より一番好きなのは白井先輩の声なんですよね。性格に似合わずホッとする声してるし」

「キミ人を不快にさせるの上手だよね」

「亡くなったお父さんの声に似てるんですよね。だから落ち着くし、だからかな?白井先輩の事好きになったのかも…。…うん、絶対そう!白井先輩、亡くなった私のお父さんに雰囲気がどことなく似てるから私、白井先輩が好きなんです!」

一目惚れされた理由が重い…。

「白井先輩の奥さんになるの私じゃ駄目ですか…?」

こいつ恋人通り越して奥さんポジ狙い出し始めた…。

「私、白井先輩と一緒に居られるなら家事も育児も精一杯頑張ります!」

いつの間にか子供まで登場してるし。どうなってんだ こいつの頭…。