シークレットボーイズ


「僕なんかと居たら周りから何言われるか分からないですよ?」

「白井先輩と噂になるなら本望ですっ!ウェルカムですっ!」

「そうじゃなくて…」

学校内では大人しいイジメられっ子やってるからあんたもイジメられるぞって言ってんのにな…。

「白井先輩は私の事、どう思いますか?」

「変人」

「がびーんっ!!」

笑ったりガッカリしたり喜怒哀楽が激しい牧野さんを横目に はぁ〜… とため息吐くと牧野さんは ふふっ と笑った。

「今度は何?」

「ため息吐いてる野口さんもかっこいいなぁって思って」

「キミ本当に何なの?他の奴らと仲良くしてろよ…」

元アイドルと言うだけあって牧野さんは世の中では多分綺麗可愛いって分類に入る女子なんだろう。

廊下の窓や渡り廊下を通り過ぎて行く男子達が牧野さんを必ずちらちら見て行くのがその証拠だ。

普段地味なキャラ装ってる殺し屋の僕じゃなくて、太陽の下で明るく笑って生きてる普通の奴らのとこに行けば良いのに、何でよりによって僕なんか…。

「良い加減あっち行け」

冷たく言うと「白井先輩の方が良いです!」と牧野さんは僕の腕にしがみついてきた。