君と一緒に明日へ行く


そこには入学式でしか見たことなかったけど、誰でも覚えちゃうようなかっこいい顔立ちの子がいた。

氷鷹くんだ!

氷鷹くんは笑顔でみんなに手を振りながらこっちにきた。

「あれ、君俺の隣の席の子?」

私は思いっきり首を上下に振った。

「そうなんだ。よろしくね。俺氷鷹優斗(ひだかゆうと)。」

「わ、私は藤あゆです。よろしくお願いします。」

氷鷹くんの顔近くで見るとすごくかっこいい。

鼻筋が通ってて、スポーツ系に見えるけど透き通るような白い肌にギャップを感じる。


「俺さ、入学式の翌日風邪こじらせて入院してたから何にもわからないんだよね。いろいろ教えて。」

「はい。」

そこで会話は終わり氷鷹くんは荷物を置いて周りの男子のところに行った。

あっとゆうまにみんなに囲まれて人気者になってる。すごいな。

私も見習いたいくらいだ。

「はーい。皆さん座ってください。授業を始めます。」

先生が入ってきた。みんなはわらわらと自分の席にもどり氷鷹くんも私の隣の席にもどってきてすぐに1時間目が恥まった。

よし、筆箱から鉛筆を出そう

筆箱を開けたら5本入っている鉛筆がすべて折れていた。

え、どうしよう。

私は、ほかにも鉛筆がないか机の中やカバンの中などを必死で探した。

クスクス 後ろから笑い声が聞こえた。

あの声はるちなちゃんたちだ。

筆箱を置いて帰ったのが間違いだった。

私は鉛筆が使えなくて困っていると隣の席の氷鷹くんが声をかけてくれた。

「大丈夫?あれ、えんぴつないの。じゃあ俺の貸してあげる。」

氷鷹くんはそういうと自分の筆箱からえんぴつを2本だしてこっちに差し出した。

「あ、ありがとうございます。」

「そのさぁ敬語ちょっと気まずいからやめてほしいな。俺たちクラスメイトなんだしため口でいいよ。」

「はい。じゃなくてうん。」