君と一緒に明日へ行く


「え、まってよ!本当に誤解だって。私は明莉の親友だよ。そんなことするわけないじゃん。」

私は自分でもびっくりするくらい大きな声を出した。

「でもあゆの筆箱に入ってるの見た人いるんだよ。こんなにも言ってるのにまだ言い訳するんだ。もうあゆなんて知らない!」

明莉は泣きながら走って行ってしまった。

周りからは藤さんってあんな人だったんだ。もう近づかないほうがいいよ。などいろいろな声が聞こえた。

私は頭に衝撃が起きたような感覚になった。

私は足から崩れ落ち教室の床にへなへなと座ってしまった。

そのあとすぐ先生が入ってきて3時間目の授業が始まった。

鉛筆を出そうとしたら5本中3本折られていた。

明莉はそのあとお昼の時間になりもどってきた。

一緒にお弁当を食べようと思い話しかけようとしたら、明莉は少しこっちを見てすぐに目をそらしほかの友達のところへ行ってしまっ
た。

後ろからくすくすと笑い声が聞こえる。

でもそんなことはどうでもいい。

それよりも明莉が私を見たときの目は、今まで見たことないくらいに冷めてた気がする。

いままで幼稚園の時から一緒にいてけんかしたときもたくさんあったけどあんな目を向けられるのは初めだった。

今日は一人で食べるか。

私はしぶしぶ自分の席でお昼ご飯を食べようと思いカバンの中からおべんとうを取り出そうとした。

そしたらお弁当が入ってないことに気が付いた。

あれ?おかしいな。あのお弁当は昨日の夜お母さんが珍しく作ってくれたお弁当なのに。

私はカバンの中をあさった。すると後ろからまたくすくすと笑い声が聞こえた。

・・・・っ!もしかして。私は急いで教室の中にあるごみ箱のところに行った。そこには予想通り私のお弁当が捨てられていた。

誰がやったかはもうわかる。るちなちゃんたちだ。

私は今すぐにるちなちゃんたちに問い詰めようとした。

だけどまたさっきみたいになることを思うと体が固まった。

私はゴミ箱に入っていたお弁当箱を拾い上げ自分の席に戻りかばんにしまった。

みんなこっちをみている。だけどおかずを分けたりしてくれる子はいない。

私は泣きそうなのを我慢してトイレに行った。

また後ろからくすくすと笑い声が聞こえた。

その日は明莉やクラスの子は話しかけても答えてくれずいつも明莉と帰っていた帰り道も一人で歩いた。