君と一緒に明日へ行く

「あゆちゃんどうしたの?いま私のスマホのぞこうとしてたよね。なんか見たいものでもあった?」
げ、ばれた。そのせいでるちなちゃんのスマホものぞけなかったし。え~い!ここは思い切って聞いちゃおう。
「る、るちなちゃん。優斗が前に立ってるのにスマホ触ってるって珍しいじゃん。もしかして違ったら本当にごめんなんだけど、優斗のことを写真撮ったりとかしてた?ほ、ほら周りの先輩とかも盗撮してる人何人かいるし。るちなちゃんにしては優斗の話聞いてないの珍しいな~なんて。」
や、やばい。るちなちゃんが悪い顔してこっちを見てる。私これからもしかしてしばかれたりする!?
そしたらるちなちゃんが悪い顔をしながら話した。
「なにいってるのあゆちゃん私がそんなことするわけないでしょ。私はね優斗君のことを盗撮してる人の証拠を押さえてるんだ。これを優斗君に見せれば私のライバルが減る。・・しししし。」
るちなちゃん。悪いことをしてるのかいいことをしてるのかわからないよ。
あとその悪い顔、怖い!いつものにこにこ笑顔に戻って~。
「すいません。そこの藤さんと西野さん静かに話を聞いてもらえます?」
優斗に怒られちゃった。るちなちゃんは悪気がなさそうだけど。
というかさっき先生リーダー決め終わったら帰れるとか言ってなかった?今これからの計画について話し合っちゃってるじゃん。
そのあと会議が終わって話を聞いていただけなのにとても疲れていた。
「ごめんね優斗。話聞いてなくて。」
私がそう謝ると、優斗は笑顔でいいよと言ってくれた。
そういえばさっきからすっごい周りに見られてる気がして嫌なんだけど。
今までるちなちゃんと話してたから気が付かなかったけど、ほんとに視線が気になる。
ねぇあの子たち氷鷹くんと仲良くない?  西野さんはかわいくて一年生でも有名で氷鷹くんとお似合いだからいいけど、藤さんって子はなんか地味だよね。   あの二人と一緒にいてすっごい浮いてるの自分で気づいてないって感じ?
るちなちゃんたちにいじめられていた時のことがフラッシュっバックして耳をふさいでその場に崩れ落ちてしまった。
「ちょっとあゆちゃん大丈夫?いったん教室でよう。優斗君は鮎ちゃんの荷物持ってきて。」
私はるちなちゃんに支えられながら教室を出た。るちなちゃんは心配そうな顔でこっちを見ていた。
「だ、大丈夫だよ。すぐに落ち着くから。」
本当はあんまり大丈夫じゃなくて息が苦しいけど、二人を心配させたくないから。
私は大きく息を吸ってはいた。そしたら五分くらいで落ち着いてきて、立てるようになった。
「ごめんね。二人とも。もう大丈夫だから。」
「本当に?保健室いったほうがいいよ。心配だし。」
「そうだぞ。少し休まないと。」