君と一緒に明日へ行く

はぁはぁ。やっと体育館についた。先輩は・・・あ、体育倉庫の前でスマホいじってる。
「すいません。遅くなりました。」
「マジで遅すぎ。どのくらい待ったと思ってるの?私この後友達とお泊り会する予定だったんだけど。・・・・あ、じゃあさあんたが代わりにやっといてよ。体育館倉庫の片づけ。よろしくね。」
え、待って待ってそれはない。そしたらいつ終わるかわかんないよ。
私は今にも帰ろうとする先輩の背中を見ていった。
「で、でも先輩。先生に頼まれてるんですよね。じゃぁさぼったら怒られるの先輩ですよ。」
先輩の方がビクッとはねた。そして鬼の形相でこっちを向いた。
「はぁ?なにいってんの。あんたにそんな先生に私のことチクるようなことができる勇気なんてあるの?」
「あ、あります。言っちゃったらあとは先生に頼めばいいだけなので。」
すると先輩が私の肩をドンっと押して、私は思いっきりしりもちをついてしまった。
い、痛い。なんで?手が当たっただけなの?
「や、やめてください!そんなことしても先生に怒られることが増えるだけですよ。」
「はぁ!?これだけじゃ足りないのね。」
先輩は私をビンタした。それでも私が立ち上がろうとしたら足をけって私は、またしりもちをついてしまった。
うぅなんで私だけこんな目に合うの。痛いよ。もう泣きそう。
私が半泣きになっていると、先輩がアハハっと笑った。
「笑える。こんなので泣くとか弱すぎんだろ。そんなんでよく私の子とチクる勇気あるって言えたね。てかあんたってあの噂の子でしょ。家が貧乏だっていう。お母さんのためにも学校休んだら。そしたらお母さんに迷惑かけないし、私は邪魔者がいなくなるから一石二鳥じゃない?次あたしに逆らうようなことをしたらビンタだけじゃすまないからね。」
先輩はそういうと荷物をもって去っていった。
なんで私がこんな目に合わなくちゃいけないんだろう。なんか先輩に悪いことした?
せっかくるちなちゃんと仲直りしてもうあんなこと言われなくなると思ってたのに。
でもこうしてたらいつまでも帰れないから片付け始めよ。
私は体育館の中に入った。
ゴホッゴホッ。ほこりだらけじゃん。
私が片づけを初めて10分くらいたったころ体育の先生が来た。
「おつかれ~。・・・ってあれ?藤だけなのか?二宮はどこだ?」
どうしよう。本当のこと言おうかな。でもビンタよりもっとひどいことされるかもしないし。
「先輩は親に早く帰れって言われてしまったらしくて、先に帰りました。」