君と一緒に明日へ行く


「あちゃ~。あの先輩けっこう仕事押し付けたり自己中心的なところがあって、実質一人でやることになっちゃうかもね。」

「あ、俺も聞いたことある。先生の前では優等生ぶってるらしいけど、裏ではやばいらしい。」

え、私そんな人と一緒にリーダーになるわけ?わかってたけど思ったよりやばい人で、もうお先真っ暗じゃん。

「「・・・・・頑張って。」」

そういって二人は私から離れて行ってしまった。

二人の裏切り者~!でもうあきらめるしかないよね。先輩も待ってるし、早く黒板のほう行くか。

私はしぶしぶ移動した。すると先輩は驚いた顔でこっちを見て小さな声で言った。

「え、あんたが相手?最悪なんだけど。言っとくけど私黒板やるから。仕切るのよろしくね。」

「え、は、はい・・・・。わかりました。」

もう泣きそうだよ。こんなに人がいるっていうのに。



そのあとなんとか終わり、帰る準備をした。そしたらるちなちゃんがかばんをもってこっちを向いた。

「あゆちゃん、優斗君一緒に帰ろう。あ、でも雨が降ってきてるね。傘持ってきた?」

「うん。折り畳みだけど。優斗は?」

「今日天気予報で雨って言ってたから長いの持ってきた。」

「さすがだね。優斗君。」

私たちは楽しくしゃべりながら靴箱のほうへ向かった。すると職員室の前を通ったら体育の先生が出てきた。

「お、藤。さっき三年の二宮にも言ったんだがこのあと時間あるか?体育倉庫の片付けを手伝ってほしいんだが。」

「あ、空いてますけど。」

「じゃぁよろしくな。」

え、最悪。雑務することに変わりはないんだ。このまま三人で帰れると思ったのに。

まぁでも行くしかないか。先輩も待ってると思うし。

「あゆちゃん私たちも手伝おうか?優斗君も手伝ってくれるし。」

「あ、俺もう拒否権ないの?」

二人が手伝ってくれることはありがたいけど、この雨だし早く帰りたいよね。先輩もいるし。

「大丈夫だよ、二人は早く帰りな。雨もひどくなるかもだし。」

私は二人を靴箱の前で見送った。

「本当に大丈夫?できることならやるよ。」


「大丈夫だって。先輩もきっと待ってるから早くいかなくちゃ。ばいばい。」

急げ急げ。早くいかないと先輩に怒られる。

私は必死に体育館までの廊下を走った。途中で先生に注意されたけど、命にかかわることだと思って無視して走った。