君と一緒に明日へ行く

優斗来てくれるかな。
私が非常階段で待ち始めてから、5分が立った。
優斗は・・・・・まだ来ていない。
中休みはまだあと10分くらいあるけど・・・・このまま来てくれなかったらどうしよう。
コツコツコツ
すると誰かが廊下を歩いてくる音がした。
優斗かな?この辺は生徒とかもあんまり来ない場所だし、来るとしてもせいぜい一日に一人くらいの割合だ。
私は少し期待しながら待った。だけど前を通り過ぎたのは、違うクラスの男の子だった。
あれ?違った。絶対そうだと思ったのに。
そのあとも3年生の男の子の先輩三人組や、2年生のギャルの子たちなどだいたグループが3組、一人で来ている人が4人くらいいた。
それも全員この5分間できた。
私はそのたび期待してたけど、途中からもうあきらめるようになった。
なんで!?最近よくここにいると落ち着くからここにきてたけど、そのときは人がほとんど通らなかったのに・・・・。
するとまた歩く音が聞こえてきた。それも少し急いでいるような。
でも、もうこんなに来てないんだから来ない気がする。優斗はやっぱり私のことなんて嫌いなんだ。だから来てくれないんだ。
まぁそうだよね。嫌いな人に呼び出せれてに行くってことはどんなにやさしくてもないか。
私はその場にうずくまり、泣いた。
そりゃそうだよねとは思ってたけど、さっきうなずいてくれたのに来てくれないのはさすがに悲しいなぁ。
あと1パーセントもなくなっちゃった。こんなこともあるって覚悟してたのに・・・・。やっぱり我慢できないよ。
「・・・・・ぐすん。・・・うぅ。」
「あゆ!?どうしたの。誰かに何か嫌なことされた?」
・・・え、優斗。なんでいるの。もしかして本当に来てくれたの?それとも偶然通っただけ?
「ごめん。女の子たちがついて来ようとするから説得するのに時間かかっちゃって。ずっと待ってたよねごめん。」
「こ、来ないかと思ったじゃん。でもべつに泣いてなんかないよ。目にゴミが入っちゃっただけだから。」
少し沈黙がおきた。だけどすぐに二人同時に笑い出してしまった。
よかった。あと1パーセントにかけられる。私はこの1パーセントを信じる。
「それで呼んだ理由ってなに?なんか話したいことがあるんでしょ。」
「う、うん。二つあるんだけどどっちも暗めなんだよね信じられないような話と、大事な話どっちを先に聞きたい?」
「え、どっちも暗い話なの?うーん。じゃあその大事な話がいい。」