これらの呟きに、私は思わず頭を抱えた。
由紀さんが言っていたのは、きっとこの事だ。
だけど、どうしてこんな話題が出ているのか。
確かに、Scorpioはメンバー間に人気や認知の点で格差があることから、世間では「仲が悪そう」などと言われることもある。
でもそれは、彼らを知らない人たちが勝手な憶測で言っていることであり、スコッコの間では、メンバー間の絆が強いことは周知の事実だ。
そんな彼らが解散を考えるなんて、まずありえない。
スコッコたちはこれまで、そう断言していた。
それが、どうして?
不安を消し去りたくて、私はいろいろな人の呟きを遡っていく。しかし、探せども探せども良い情報は得られない。
きっと何かの間違いだよね?
そう自分に言い聞かせて、私はもう一度公式サイトにアクセスする。
やっぱり何の発表もない。
配信の時間ぎりぎりまで情報収集を続けたけれど、結局モヤモヤを晴らすような情報は得られなかった。
せっかくのライブなのに万全の準備も出来ず、気持ちも落ちたまま。
自宅鑑賞の私ですら、こんな気持ちなのだ。
参戦するスコッコたちは、一体どんな気持ちでライブに臨んでいるのだろう。
不安を抱えながら、配信開始前のパソコンの画面を見つめる。
数分としないうちに、画面上にライブ会場が映し出された。
いよいよ始まる。私は、祈るように両手を組む。
会場の大画面にはScorpioのロゴマークを模した蠍が登場し、画面を縦横無尽に駆け回り始めた。
ライブ開始の合図だ。
私は思わず息を呑む。
不安を取り除く間もなく始まった今日の公演は、一体どうなるのだろうか。
スコッコたちのざわざわとした声が止み、大画面内を動き回っていた蠍が画面中央に収まった。次第に吸収されるように小さくなりその姿を消す。
舞台上が一瞬の暗転。そしてすぐに明るくなると、蠍が姿を消したステージに四人のシルエットが登場。
同時に、割れんばかりの黄色い歓声がスピーカーから流れ出た。
会場にいるスコッコたちが思い思いに推しの名前を呼ぶ。
私も一人自室で、蓮の名前を呼んだ。
しかし、どこか空しい。
ライブでこれほど心が浮き立たないことは初めてだった。
なかなかテンションの上がらない私に構わず、ライブの幕が上がる。
黄色のライトに照らされた左端のシルエットが、音楽に合わせて一人踊り出す。そして、その姿を隠していた幕を取り払い西原優磨が姿を現した。
その瞬間、会場には悲鳴にも似た歓声が響き渡る。
由紀さんが言っていたのは、きっとこの事だ。
だけど、どうしてこんな話題が出ているのか。
確かに、Scorpioはメンバー間に人気や認知の点で格差があることから、世間では「仲が悪そう」などと言われることもある。
でもそれは、彼らを知らない人たちが勝手な憶測で言っていることであり、スコッコの間では、メンバー間の絆が強いことは周知の事実だ。
そんな彼らが解散を考えるなんて、まずありえない。
スコッコたちはこれまで、そう断言していた。
それが、どうして?
不安を消し去りたくて、私はいろいろな人の呟きを遡っていく。しかし、探せども探せども良い情報は得られない。
きっと何かの間違いだよね?
そう自分に言い聞かせて、私はもう一度公式サイトにアクセスする。
やっぱり何の発表もない。
配信の時間ぎりぎりまで情報収集を続けたけれど、結局モヤモヤを晴らすような情報は得られなかった。
せっかくのライブなのに万全の準備も出来ず、気持ちも落ちたまま。
自宅鑑賞の私ですら、こんな気持ちなのだ。
参戦するスコッコたちは、一体どんな気持ちでライブに臨んでいるのだろう。
不安を抱えながら、配信開始前のパソコンの画面を見つめる。
数分としないうちに、画面上にライブ会場が映し出された。
いよいよ始まる。私は、祈るように両手を組む。
会場の大画面にはScorpioのロゴマークを模した蠍が登場し、画面を縦横無尽に駆け回り始めた。
ライブ開始の合図だ。
私は思わず息を呑む。
不安を取り除く間もなく始まった今日の公演は、一体どうなるのだろうか。
スコッコたちのざわざわとした声が止み、大画面内を動き回っていた蠍が画面中央に収まった。次第に吸収されるように小さくなりその姿を消す。
舞台上が一瞬の暗転。そしてすぐに明るくなると、蠍が姿を消したステージに四人のシルエットが登場。
同時に、割れんばかりの黄色い歓声がスピーカーから流れ出た。
会場にいるスコッコたちが思い思いに推しの名前を呼ぶ。
私も一人自室で、蓮の名前を呼んだ。
しかし、どこか空しい。
ライブでこれほど心が浮き立たないことは初めてだった。
なかなかテンションの上がらない私に構わず、ライブの幕が上がる。
黄色のライトに照らされた左端のシルエットが、音楽に合わせて一人踊り出す。そして、その姿を隠していた幕を取り払い西原優磨が姿を現した。
その瞬間、会場には悲鳴にも似た歓声が響き渡る。

