なんだかお隣さんを監視しているみたいで気持ち悪いな、私。
そう思い至って苦笑いを零す。
そんなつもりはないのだが、やはり気になってしまうのだ。
成瀬さんって一体何者なんだろう。
そんなことを思いながらコーヒーをすする。
やっぱり、あの店のコーヒーの方が百倍美味しい。後で飲みに行こうかな。
そんな事を考えていると、スマホが鈍い音を立てて震えた。画面を見ると、スコッコ仲間の由紀さんからのメッセージだ。
“千紘ちゃん、今日は参戦しないんだよね?”
由紀さんは私が初めてScorpioのライブに参戦したときに隣の席だった人。
初めてのライブで右も左も分からなかった私は、隣の席で色々とお作法を教えてくれた由紀さんにすっかり懐いてしまった。ライブが終わると同時に、まるで推しに想いのたけを告白するような勢いで由紀さんに連絡先の交換を迫った。
そんな私に苦笑いしながらも由紀さんは快く応じてくれて、それ以来、Scorpioに関する情報交換をする仲。
由紀さんの方が年上なので、今では姉のように慕っている。
私は急いでメッセージを返す。
“由紀さんこんにちは! お元気ですか? 今日どころか、今回全滅でした。由紀さんは今回もオーラス参戦ですか? 羨ましい……。楽しんできてくださいね”
すぐに既読の文字がつき、ポコンと可愛らしいネコが親指を立てているスタンプが送られてきた。
ライブ、いいなぁ。行きたかったなと、数カ月前の落選の悔しさを思い起こしていると、再びメッセージが届いた。
“参戦はしなくても、配信は観るよね?”
由紀さんの質問に、私は目を瞬かせた。
もちろんそのつもりだが、わざわざそんなことを確認するなんて、何かあるのだろうか。
少し不思議に思いながらも私は返信する。
“もちろんです! 配信で観るのと現地に行くのでは、やっぱり違いますけど、ライブ観たいので。何か特別演出でもあるんですか?”
すぐに既読がつくが、今度はなかなかメッセージが送られてこない。
何か変なことでも言ってしまったかな?
不安になってきて、スマホを凝視する。するとようやく由紀さんからメッセージが届いた。
“詳しくはよく分からないの。でも、オーラスの今日、何か発表があるんじゃないかって、こっちでみんなが噂してるの。だから、千紘ちゃんも見逃さないようにと思って一応の連絡。また、何か分かったら連絡するね”
それで、由紀さんからの連絡は途絶えた。
由紀さんの言う、“何か”とは一体何だろう?
そう思い至って苦笑いを零す。
そんなつもりはないのだが、やはり気になってしまうのだ。
成瀬さんって一体何者なんだろう。
そんなことを思いながらコーヒーをすする。
やっぱり、あの店のコーヒーの方が百倍美味しい。後で飲みに行こうかな。
そんな事を考えていると、スマホが鈍い音を立てて震えた。画面を見ると、スコッコ仲間の由紀さんからのメッセージだ。
“千紘ちゃん、今日は参戦しないんだよね?”
由紀さんは私が初めてScorpioのライブに参戦したときに隣の席だった人。
初めてのライブで右も左も分からなかった私は、隣の席で色々とお作法を教えてくれた由紀さんにすっかり懐いてしまった。ライブが終わると同時に、まるで推しに想いのたけを告白するような勢いで由紀さんに連絡先の交換を迫った。
そんな私に苦笑いしながらも由紀さんは快く応じてくれて、それ以来、Scorpioに関する情報交換をする仲。
由紀さんの方が年上なので、今では姉のように慕っている。
私は急いでメッセージを返す。
“由紀さんこんにちは! お元気ですか? 今日どころか、今回全滅でした。由紀さんは今回もオーラス参戦ですか? 羨ましい……。楽しんできてくださいね”
すぐに既読の文字がつき、ポコンと可愛らしいネコが親指を立てているスタンプが送られてきた。
ライブ、いいなぁ。行きたかったなと、数カ月前の落選の悔しさを思い起こしていると、再びメッセージが届いた。
“参戦はしなくても、配信は観るよね?”
由紀さんの質問に、私は目を瞬かせた。
もちろんそのつもりだが、わざわざそんなことを確認するなんて、何かあるのだろうか。
少し不思議に思いながらも私は返信する。
“もちろんです! 配信で観るのと現地に行くのでは、やっぱり違いますけど、ライブ観たいので。何か特別演出でもあるんですか?”
すぐに既読がつくが、今度はなかなかメッセージが送られてこない。
何か変なことでも言ってしまったかな?
不安になってきて、スマホを凝視する。するとようやく由紀さんからメッセージが届いた。
“詳しくはよく分からないの。でも、オーラスの今日、何か発表があるんじゃないかって、こっちでみんなが噂してるの。だから、千紘ちゃんも見逃さないようにと思って一応の連絡。また、何か分かったら連絡するね”
それで、由紀さんからの連絡は途絶えた。
由紀さんの言う、“何か”とは一体何だろう?

