「わかっています。クラウディア様が俺のことは好きでないということは……レスター殿下のことが好きでも構いません。ですが、今から……辛いことが待っています。その時に傍に居るくらいは出来ると思ったんです」
「あの、オルランド」
「王族より婚約破棄などされてしまえば、貴族令嬢としては致命的です。俺は……」
「待って! オルランド」
私は悲劇的な言葉を進めるオルランドに向き合って、キッパリと言った。
「は……はい」
オルランドはまさか私がそんなことを言い出すと思っていなかったのか、驚いた表情を浮かべていた。
私はそんな彼の顔をまじまじと見つめた。男性らしく凜として整った精悍な顔立ちに短く切りそろえられた黒髪……生真面目で不道徳な行為を嫌悪していそうな佇まい……。
「私……レスター殿下のこと、好きではないわ」
「え!」
「本当よ。だって、婚約しているのに、私以外の女の子のことばっかり。確かに好きだったことは認めるけれど、今はもう……好きではないの。婚約破棄されて無関係になれるなら、それで良いと思うくらいにね」
「そ、そうなのですか?」
「あの、オルランド」
「王族より婚約破棄などされてしまえば、貴族令嬢としては致命的です。俺は……」
「待って! オルランド」
私は悲劇的な言葉を進めるオルランドに向き合って、キッパリと言った。
「は……はい」
オルランドはまさか私がそんなことを言い出すと思っていなかったのか、驚いた表情を浮かべていた。
私はそんな彼の顔をまじまじと見つめた。男性らしく凜として整った精悍な顔立ちに短く切りそろえられた黒髪……生真面目で不道徳な行為を嫌悪していそうな佇まい……。
「私……レスター殿下のこと、好きではないわ」
「え!」
「本当よ。だって、婚約しているのに、私以外の女の子のことばっかり。確かに好きだったことは認めるけれど、今はもう……好きではないの。婚約破棄されて無関係になれるなら、それで良いと思うくらいにね」
「そ、そうなのですか?」



