「どくみ・・・」
とんでもない言葉を理解すると同時に。
「バニラが毒なんて入れるわけないでしょうが!!」
と口から零れ出た。
「うふふふ。毒は入っていませんが、何事も経験が大事ですわ。どうぞ、お座りになって」
とバニラは怒る気配を見せず、笑顔で言った。
「俺、腹壊したことねえから大丈夫だぜ」
「そうだな。拾い食いして生活してたもんな」
ハガネの言葉に対して。
ナオミが冷たく言い放った。
拾い食い…という言葉に、胸がちくりと痛む。
「さすがに今は拾い食いしてねえぞ!」
と言って。飛び込むようにハガネが座った。
「ナオミ様もどうぞ」
バニラに言われてナオミも座った。
「見たことのねえ料理ばっかだ。あるじの国の料理なのか?」
目をきらきらさせて言うハガネの質問に。
私は肯定も否定も出来なかった。
身バレは怖い。
ナオミはすぐに「あるじを困らせる質問するんじゃねえ」と言い放つ。
「いただきます」
私が料理に口をつけたのを見計らって。
ハガネが勢いよくローストビーフを口に入れた。
「うんめー!! 初めて食べるけど。うんめー」
「喋るか食べるかどっちかにしろ!」
つかさず、ナオミが突っ込む。
「沢山作りましたので、沢山食べてくださいね」
「バニラさんは料理の天才だな」
さらりと言ったハガネの言葉に。
バニラは「まあ」と言って顔を赤らめた。
珍しい。バニラが照れるだなんて。
ハガネは勢いよくがっついているけど。
ナオミは丁寧にゆっくりと料理を食べている。
その所作を見るからに、いいところの坊ちゃんなのかなと思ってしまう。
「エアー様はこちらを」
いつもはベールを外して食べているけど。
今日はベールをつけたまま食べなきゃいけないので。
バニラが気を利かせて、料理を細かく切ってくれた。
「ありがとう」
料理をがっついていたハガネが私のほうを見る。
「あるじは、いちいち大変なんだなあ~」
「まあ…仕方ないよ」
はは…と笑って料理を口にする。
「あの、ハガネ様。ご参考程度にお聞きしたいのですが。騎士の方は普段何を召し上がっているのですか?」
バニラの質問に。
「ふははふとふははは」と聞き取れない声でハガネが言った。
口に食べ物を突っ込みすぎた。
「こんな手の込んだ料理は食ってないっす」
代わりにナオミが答える。
「茹でた野菜と茹でた鶏肉。あと茹で卵とモソモソパン」
「モソモソパンって何!?」
ハガネのよくわからない説明に思わず突っ込んでしまう。
「まあ…。茹でただけのお料理」
モソモソパンには突っ込まず、バニラは驚いている。
「食えるだけ最高じゃん」
と言い切ったハガネに。
私は心の中で泣いたのだった。
とんでもない言葉を理解すると同時に。
「バニラが毒なんて入れるわけないでしょうが!!」
と口から零れ出た。
「うふふふ。毒は入っていませんが、何事も経験が大事ですわ。どうぞ、お座りになって」
とバニラは怒る気配を見せず、笑顔で言った。
「俺、腹壊したことねえから大丈夫だぜ」
「そうだな。拾い食いして生活してたもんな」
ハガネの言葉に対して。
ナオミが冷たく言い放った。
拾い食い…という言葉に、胸がちくりと痛む。
「さすがに今は拾い食いしてねえぞ!」
と言って。飛び込むようにハガネが座った。
「ナオミ様もどうぞ」
バニラに言われてナオミも座った。
「見たことのねえ料理ばっかだ。あるじの国の料理なのか?」
目をきらきらさせて言うハガネの質問に。
私は肯定も否定も出来なかった。
身バレは怖い。
ナオミはすぐに「あるじを困らせる質問するんじゃねえ」と言い放つ。
「いただきます」
私が料理に口をつけたのを見計らって。
ハガネが勢いよくローストビーフを口に入れた。
「うんめー!! 初めて食べるけど。うんめー」
「喋るか食べるかどっちかにしろ!」
つかさず、ナオミが突っ込む。
「沢山作りましたので、沢山食べてくださいね」
「バニラさんは料理の天才だな」
さらりと言ったハガネの言葉に。
バニラは「まあ」と言って顔を赤らめた。
珍しい。バニラが照れるだなんて。
ハガネは勢いよくがっついているけど。
ナオミは丁寧にゆっくりと料理を食べている。
その所作を見るからに、いいところの坊ちゃんなのかなと思ってしまう。
「エアー様はこちらを」
いつもはベールを外して食べているけど。
今日はベールをつけたまま食べなきゃいけないので。
バニラが気を利かせて、料理を細かく切ってくれた。
「ありがとう」
料理をがっついていたハガネが私のほうを見る。
「あるじは、いちいち大変なんだなあ~」
「まあ…仕方ないよ」
はは…と笑って料理を口にする。
「あの、ハガネ様。ご参考程度にお聞きしたいのですが。騎士の方は普段何を召し上がっているのですか?」
バニラの質問に。
「ふははふとふははは」と聞き取れない声でハガネが言った。
口に食べ物を突っ込みすぎた。
「こんな手の込んだ料理は食ってないっす」
代わりにナオミが答える。
「茹でた野菜と茹でた鶏肉。あと茹で卵とモソモソパン」
「モソモソパンって何!?」
ハガネのよくわからない説明に思わず突っ込んでしまう。
「まあ…。茹でただけのお料理」
モソモソパンには突っ込まず、バニラは驚いている。
「食えるだけ最高じゃん」
と言い切ったハガネに。
私は心の中で泣いたのだった。



