ダイヤの首輪─先生の歪んだ愛に囚われて─

 飲み会の時、水島が島田の隣に座っているのを見て、居ても立ってもいられなかった。
 あいつはヘラヘラしてるし、相変わらず隙だらけだ。
 耐えられなくて、二人の間に割って座った。

 ……大人気ない。
 でも、お前のせいだ。

 水島は水のように酒を飲み、ほぼ酔い潰れていた。
 いろいろ言ってくるし、触ってくるし、他の職員の目がある。
 とりあえず、ここを離れることにした。

 車に乗せて、そのままとっとと家に帰そうと思っていた。
 けれど、今度は「帰りたくない」と駄々をこねはじめた。

 ……子供か。

「人前で余計なことを言うな」と言ったが、水島は限界だった。
 三年も会ってなかったのに、まだこんなにも想っていたなんて。

 俺もそうだった。忘れようとした。
 でも、またお前が現れて、改めて思い知らされた。
 俺はお前を必要としているんだと。

 俺も限界だった。

 その後は、ただ、自分の気持ちに従った。
 水島は酔っていたせいか、会えなかった時間のせいか、完全に正気を失っていた。

「好き……」と、何度も言われて、理性のタガが外れた。

 その後、あいつは満足したように寝てしまった。
 そのまま家に連れて行った頃には、ちょうど起きた。

「すみません、ずっと寝ちゃって……」

 ——何も覚えていなかった。