ダイヤの首輪─先生の歪んだ愛に囚われて─

 あの日──

 私は先生の中に潜む歪んだ闇と、微かな揺れに気づいてしまった。

 これ以上関わったら、私の精神がおかしくなる。
 そう感じて、私は先生の連絡先を消した。

 そして、何もかもを忘れて、また普通の日常に戻ろうとした。

 ——もしまた会っても、無視しよう。

 そう決めて、私は眠りについた。

 ……だけど、
 夢の中に、また先生が現れた。
 先生は、あの憂いを帯びた表情をしていた。

 そして私を優しく引き寄せた。

 そして——

 私は、夢の中で、先生の全てを受け入れてしまった。
 頭ではダメだと思っていても、心も体の奥深くも、先生を求めていた。

 私はもう、戻れないのかもしれない。

 これから先の未来が、まったく見えなかった。