とある男子高校生の日常

けれど、夜。

一人きりの部屋でイヤホンをつけ、古い音楽を流すときだけ、彼の指先はわずかに震える


感情を失ったわけではない

ただ、感情を表に出した代償を、彼はもう十分すぎるほど知っているだけだった

誰かが彼の心に触れるとすれば

それは——
彼が「不要だ」と切り捨てられなかった

たった一人の存在だけだ。


次の日


俺はいつも通り教室の隅で古い音楽を聴いていた


なぜ古い音楽かは俺にも分からないが

どこか落ち着くんだよな


休み時間、俺は学校内を歩きながら

どこか落ち着く場所を探していた


3階に着いたらまだ階段があること

俺は知ったいたが

行ったことは無い


行ってみるか


何気ない場所に運命が動き出しているとも知らずに