架け橋 〜ヴァンパイアと人間の違い〜

「君も、ちょっとだけ僕と一緒に来てよ! お願い!」

「え、えっと、その……」



わたしは少し迷ってしまった。

すごい才能を持ってる人を集めてるってことは、案内された先にすごい才能を持ってる人がいるってことだろうし……

危ないけど、しっかり調べたほうがいいことだと思う。

でも、気づかれる危険も高くなるし……

そこまで考えて、わたしは小さく深呼吸をした。



「……それじゃあ、あの……少しだけなら」

「本当? やった〜! ありがとう!」



可愛い男の子は、とても可愛らしい笑顔で喜ぶ。

そのまま、わたしの手を引っ張って椅子から立たせてくる。

わたしは急いでカバンを持った。



「僕は花園(はなぞの)咲桜(さくら)だよ! 君は?」

「わたしは宵谷永恋です……」

「永恋ちゃんだね! よし、一緒にいこ〜!」



ど、どこにですかっ……!?

そんなことを聞く暇もなく、隣で同じく混乱している様子の明るそうな人と一緒に、花園さんに引っ張られる。

と、とりあえず……道順は覚えよう。

わたしはそう考えて、気合を入れた。




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