ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

わたしを伺うように見てくる男の子を、花園さんが少し怒ったように止めた。

でも、男の子はまだ諦めきれていない様子で、チラチラとわたしの方をみる。



「お、俺、陰下(かげした)理久(りく)っていうんだけど……来てくれないか?」

「永恋ちゃん! 断って!」



え、えっと……どうすれば……?

陰下さんは最後の希望を見るような目で見ているし……花園さんも、真剣な目をしている。

……でも、一回下剋上に入ったんだし、別のチームに入るのは良くないよね。



「ご、ごめんなさい……引き抜きはダメです」

「そ、そんな……」

「でも、その……個人的に仲良くするくらいなら、いいと思います」



陰下さんは一瞬絶望したような目をして、でもすぐにわたしの言葉に目を輝かせ始める。

報告をするためには、知り合いも増やしておかないといけないし……

ちょっと罪悪感があるなっ。