架け橋 〜ヴァンパイアと人間の違い〜

わたしがそう言って、自己紹介の時間は終わった。

……違和感、なかったよね……?

ヴァンパイアだって、気づかれてないよね……?

不安になりながらも、前をむく。



「じゃ、プリントを配ったらあとは自由だ。帰ってもいいし、好きにしろ」



先生はそう言って、プリントを回し始めた。

受け取った人から、どんどん教室を出ていく。

え、えっと……今日の授業は、これだけなの……?

少ない……でも、この学園を探索できる時間ができるから、悪くはないのかな……?

少し考えながらも、わたしは回ってきたプリントを確認する。

ファイルにまとめられていて、数えてみると10枚以上あるのがわかった。

帰ったら、読んでみて……その後に、写真を送ろうかな。

わたしは、ファイルをカバンにしまう。

そのまま、カバンを持って立ちあがろうとすると、知らない人が話しかけてきた。