ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「ど、どうしてわたしと……?」

『ん〜? それは当然、久しぶりの神聖術が使えるヴァンパイアだから!』



わたしの疑問に、始祖さまは笑顔で答えてくれた。

本当に楽しそうな笑顔で、本当のことだとよくわかる。



『昔は少しだけど神聖術を使えるヴァンパイアが他にもいたの。だけど、ある年突然、途絶えちゃって』

「そうなんですか?」

『うん! 二つの力があってこそ、完成するのに』



始祖さまは、少し拗ねたような表情で呟く。

残念そうな、懐かしそうな、なんな雰囲気だ。



「あの、完成ってどういうことですか?」

『えっと、二つの力を育てて完成するの! ……ごめんね、説明が上手くないんだ。その……元々はどっちもわたしの力だから、両方の力があって、縛りから抜けやすくなる……っていうのかな?』