ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「……ほぅ、少し軽くなったか? これでいいんだな?」

「だ、だいっ、丈夫……ですっ」



わたしが頷いた瞬間、暗い緑色に光るものが頭の上を駆け抜けていく。

同時に強い風も起こり、髪の毛が揺れる。

な、何あれ……早いっ。

一瞬動揺してしまう。

その間に先生は、地面に手をつける。

……やられた、周りに森をつくられてしまった。

視界が悪いし、先生が動きやすい地形だ。

……重力を軽くしているから、まだマシかな。

さっきの攻撃も、軽くしていたからそれたのかもしれない。



「ふぅ……」



まずは落ち着いて、先生を探そう。

わたしは、辺りを警戒するように、動きやすい形でしゃがむ。

……月という言葉で周りを探る術は、思いつく限りない。

いや、月って空から全部を見守っているし、上から見ることはできる?

思いついてすぐ、試してみる。