ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

クロの支配から逃れて、さっぱりした気持ちの朝。

花園さんたちが勉強を教えてくれると言うので教室には行かず、そのまま拠点に向かおうとしていた。



「あ、君君ー!」

「え? わたしですか?」



急に話しかけられて、声の方に振り向く。

駆け寄ってきているのは、3人の女の人だ。

1人は艶やかな長い黒髪をポニーテールにした、キリッとした印象の人。

もう1人はふわりとした淡い空色の髪を靡かせている、大人っぽい雰囲気の人。

最後の人は鮮やかなショートカットの髪を寝癖で跳ねまくりにさせている、元気そうな人だ。



「ど、どうかしたんですか……?」

「あ、ううん。ちょっと聞きたいことがあるだけ」

「そうよ、気にしないでちょうだい」



わたしの疑問に、女の人たちは優しく答えてくれる。

少し、ほっとした。