ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「えーっと、首でいいのか?」

「いやいや、そんな急所じゃなくても……血が出るところならどこでも飲めるよ?」

「じゃ、指でいいか」



そう言って、葵央さんは左手を差し出してくる。

い、いいのかな……

ヴァンパイアにとって、生き物から直に飲んだ血はとても美味しい……って聞いたことはあるけど……

わたしは、少し躊躇しながらも葵央さんの手を掴んで、そっと口元に運んでみた。

そのまま擬態を解除してから、八重歯で軽く噛んでみる。

瞬間、鉄の味が口に広がった。

人だった頃はなにも感じなかった血の味が、不思議と甘く美味しく感じられる。

少しの間、夢中になって血を飲んでしまった。



「……っ、あ、ごめん……飲みすぎちゃったかな?」

「いや、平気だ……もういいのか?」

「うん……ありがとう」