ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「これからお祝いしちゃう〜?」なんて、楽しい雰囲気を破ったのは、わたしのスマホの音だった。



「あ、すみませんっ……」

「いいよいいよ〜! 早く出ちゃって!」

「はい」



わたしは花園さんに返事をして、ポケットからスマホを取り出す……

が、その画面を見た瞬間、思わず固まってしまった。

表示されていたのは、わたしをヴァンパイアにした人……クロと言う名前だ。

少し震える手で、ボタンに触れる。



『……おい、どうなっている』



聞こえてきたのは、やはりいつも通りのクロの声だ。

でも、どこか動揺しているようにも聞こえる。



『おい、おい……死んだか?』

「生きてます……」



勝手に死んだことにしないでください……なんて言葉は、いつも通り飲み込んでしまう。

主従関係は消えたはずだけど……わたしの心の問題、かな。