ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「その……聞かないんですか? わたしがこの学園に入学してきた理由とか……」

「聞いて欲しいの〜? なら聞く聞く〜!」



えっと、別に聞いて欲しかったわけではないけど……

でも、楽しみそうにしている花園さんを見ると、少し言いにくい。

わたしは心の中で小さく息を吐いて、話し始めた。



「……わたし、まだ1ヶ月くらい前にヴァンパイアになったばかりの、新米なんです。それで、この学園のヴァンパイアハンターたちを調査するのが初任務で……」

「ふむふむ!」

「特にやりたかったわけでもないんですけど、ヴァンパイアにしてきた人の命令には逆らえないというのが、ヴァンパイアの絶対なんです」



血だって飲まなきゃ殺されるって思ったから飲んだのに……こんなことになるなら、もっと別の方法で足掻けばよかった。

口に出して話しているうちに、だんだんと気分が沈んでくる。

そんなわたしに、葵央さんが聞いてきた。