ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

そんなふうに教えてくれた葵央さんに、ありがとう、と返事をしてから、思い出す。

そういえば、ヴァンパイア化してたんだった……怪我が治った、ということで、連想して思い出した。

わたしは、さりげなく能力の擬態を使って、ヴァンパイアから元に戻る。

何度も練習してスムーズにできるようになっていたから、周りから見て違和感はなかったはずだ。

でも、リーダーに倒されて転がっていたうちの1人が、なぜか顔をしかめて反応する。



「……バグか? いや、ありえない……」

「んー? どしたのセンパイ」



笑風さんは、少し不思議そうにしながらその人に近づく。

わたしも少し気になるので、聞き耳をたてながらゆっくりリーダーの方に向かう。



「……あの女子生徒に、ヴァンパイアの能力を使ったと反応があった」

「え、マジそれ?」

「ああ……だが、すぐに消えた」



その言葉に、思わず顔が青くなってしまった。

ゆ、油断するんじゃなかった……

戦いが終わってすぐに擬態していれば、少し離れていたし気づかれなかったかもしれないのに。