ヴァンパイアですが、ヴァンパイアハンター育成学園に入学します!?

「あー、これちょっとヤバい感じ?」

「……うるさいです。わたしが勝つので、黙って負けてください」

「えーやだけどでも負けちゃいそう……」



笑風さんは、少し迷っている様子だ。

その間、ずっと体は重りをつけているように鈍く動いていて、神聖術が成功していることがわかる。

そんな笑風さんは視線を彷徨わせて、そして何かを見つけたように言った。



「あ、オレの厨二かいちょーが負けてるー、ってことで勝負は繰り越し、また今度ねー」

「……本当だ」



確かにリーダーの方を見てみると、リーダーの周りにいた敵が全員倒れている。

ということは、終わりか……

わたしはほっと息を吐いて、神聖術を解除した。



「じゃ、オレ行くねー」

「あ、はい……もう二度とこないでください」

「それはちょっとやだー」