この星空の下で、君に恋をした

「今は大丈夫です。
 でも、今日はもう面会はできません」

“今日は”
その言葉に、わずかな希望と、
はっきりした線引きを感じる。

「……分かりました」

それしか言えなかった。

エレベーターに乗って扉が閉まる。

数字が下がっていくのを、
ぼんやりと見つめる。

病院を出ると空はもう夕方に近づいていた。

雲の隙間から、うっすらと光が差している。

私は、ぎゅっと鞄の持ち手を握りしめた。

相沢くんは、
自分が思っているより、
ずっと危うい場所にいる。

それだけは、
はっきりと分かってしまった。