この星空の下で、君に恋をした

 相沢くんは何か言いかけて、
 結局、言葉を飲み込んだ。

「……今は、それでいい」

 曖昧な答えだった。

 でも、拒絶ではなかった。

 看護師さんが、時間を知らせに来る。

「そろそろ、面会終わりになります」

 私は頷いた。

「今日は……来られてよかった」

 本音だった。

 相沢くんは少しだけ困った顔をしてから、小さく息を吐いた。

「……来ないほうが、楽だった」

 その言葉に、私は傷つきそうになって、
 でも、続きがある気がして待った。

「でも」

 相沢くんは視線を落としたまま言う。

「来てくれて、ありがとう」

 私は、何も言わずに微笑んだ。