この星空の下で、君に恋をした

 相沢くんがいなくても、
 空は変わらずそこにあって、
 季節は勝手に進んでいく。

 それが、どうしようもなく寂しかった。

 あの数分の面会で、
 もっと何か言えばよかったのかもしれない。

 でも、あのときの相沢くんの横顔を思い出すと、
 どの言葉も正解じゃなかった気がした。

「来なくてよかったのに」

 あの声は拒絶じゃなかった。
 優しさに近すぎた。

 だから私は、
 何もできないまま、時間をやり過ごしてしまった。

 夏と秋の境目を、
 私は立ち止まったまま通り過ぎた。