あの日から、相沢くんとは会えていない。
病院の白い廊下を思い出すたび、
胸の奥に、言葉にできない違和感が残った。
悲しい、と言い切るには静かで、
平気だと笑うには、少しだけ苦しい。
夜になると、無意識に空を見上げてしまう。
癖みたいなものだと、私は自分に言い聞かせた。
屋上には行かなかった。
行けば、きっと同じ場所を見てしまう。
同じ星を探してしまう。
そして、そこに相沢くんがいないことを、
はっきりと知ってしまう気がした。
学校では、相変わらず昼の時間が流れていた。
笑い声も、チャイムも、何も変わらない。

