この星空の下で、君に恋をした

「……澪」

 初めて、相沢くんが名前を呼んだ。

 振り向くと、相沢くんと視線が合う。

「……ありがとう」

 それだけだった。

 私は、何も言えずに、頭を下げた。


 病室を出ると、扉はすぐに閉まった。

 数分しかなかった。

 でも、確かに会えた。

 それだけで、胸の奥が少しだけ温かくなっていた。