相沢くんは、何も答えなかった。
ただ、シーツを握る指に少し力が入る。
「無理、しないで」
私の声は、いつもより少しだけ強かった。
「……それだけ言いに来たの」
看護師さんの足音が、廊下から近づいてくる。
「もう時間です」
私は、小さくうなずいた。
「じゃあ……」
帰ろうとした、そのとき。
ただ、シーツを握る指に少し力が入る。
「無理、しないで」
私の声は、いつもより少しだけ強かった。
「……それだけ言いに来たの」
看護師さんの足音が、廊下から近づいてくる。
「もう時間です」
私は、小さくうなずいた。
「じゃあ……」
帰ろうとした、そのとき。

