この星空の下で、君に恋をした

 きい、と音を立てて扉を開ける。

 風が吹き抜けて、制服の裾が揺れた。
 
 そして——

「……」

 言葉が、喉の奥で止まる。


 欄干のそばに、昨日と同じ制服姿の男子がいた。
 背筋を伸ばして夜空を見上げる、無口で静かな人。
 相沢湊。

 胸の奥が、きゅっと鳴った。

 彼はまだ、私に気づいていない。


 星を見る横顔は、昨日と同じで、少しだけ遠い。