この星空の下で、君に恋をした

 病室の前まで来たとき、私は足を止められた。

「ごめんなさい。今日は面会できないんです」

 看護師さんの声は、やわらかいけれど迷いがなかった。

 私は、一瞬言葉を失う。

「……少しだけでも、だめですか」

 自分でも驚くほど、声が震えていた。

「今は安静が必要で……」

「分かってます」

 私は、思わず食い気味に言ってしまってから、慌てて頭を下げた。

「騒いだりしません。長くもいません。顔を見るだけでいいんです」
「お願いします」