この星空の下で、君に恋をした

 私たちは屋上の端に並ぶ。

 夕風が冷たく、でも不思議と心地よい。

 沈黙の中で、互いの存在を確かめ合うように、肩がほんの少し触れる距離。

 ——こんなに自然に近くにいられるなんて。

 風の音、沈む夕陽の残光。
 
 私は目を閉じて深呼吸する。


「…相沢くん、星は見える?」
 
 つい、聞いてしまう。
 
「うん、もう少し暗くなったら見えると思う」

 答えながら、相沢くんは空を指さす。

 私も見上げる。

 まだ淡く光る星たち。

 昨日の夜よりも、今日はずっと近くに感じる。