この星空の下で、君に恋をした

「……行ってきます」

 誰もいない部屋にそう言って、玄関を出た。

 朝の空は、やけに明るい。

 夜の出来事なんて、
 全部消してしまいそうな色だった。


 学校に着くと、
 廊下はいつも通りざわついていた。

 笑い声。
 足音。
 名前を呼ぶ声。

 ——その中に、
 相沢くんの声が混じっていないか。

 そんなことを考えてしまう自分に、
 少しだけ、うんざりする。