この星空の下で、君に恋をした

 それなのに、
 真っ先に浮かんだのは、別の考えだった。

 ——避けられてる?

 自分でも、嫌になるくらい、
 簡単に浮かんでしまう。

 昼のこと。
 声をかけなかったこと。
 見ないふりをしたこと。

 それが、
 夜にまで届いてしまったんじゃないか。


 私は、無意識に髪を触っていた。
 気づいて、すぐに手を下ろす。

 ——ここには、誰もいない。

 それが、少しだけ、寂しかった。

 星は変わらず、そこにある。
 でも、
 それを一緒に見ていた人がいない。


 同じ屋上。
 同じ夜。
 なのに、全然違う。