この星空の下で、君に恋をした

 その日は、少しだけ遅くなった。

 放課後、友達に呼び止められて、
 ほんの数分、立ち話をしただけ。
 
 それでも、屋上へ向かう足は自然と急いでいた。

 ——今日は、来てるかな。

 そう考えること自体が、もう当たり前になっている。
 
 いつからか、星を見る前に、相沢くんを思い浮かべるようになっていた。


 階段を上る。
 息が少し弾む。
 
 扉の前で、無意識に立ち止まる。


 きっと、いる。
 そう思っていた。