私は、無意識に髪を触っていた。
「……それ」
相沢くんの声がする。
「やってる」
私は手を止める。
「……考えてるとき、でしたよね」
「ああ」
それだけで、話は終わった。
夜の相沢くんは、
私のことを見てくれる人。
でも昼の相沢くんは、
誰にも踏み込ませない人。
その二つが同じ人だと分かっているのに、
どう接すればいいのか、分からなくなる。
「……それ」
相沢くんの声がする。
「やってる」
私は手を止める。
「……考えてるとき、でしたよね」
「ああ」
それだけで、話は終わった。
夜の相沢くんは、
私のことを見てくれる人。
でも昼の相沢くんは、
誰にも踏み込ませない人。
その二つが同じ人だと分かっているのに、
どう接すればいいのか、分からなくなる。

