この星空の下で、君に恋をした

 私はフェンスの向こうを見る。
 夕焼けが、少しずつ色を失っていく。

「夜は考えなくていいんです」

 自然と、言葉がこぼれた。

「何を言うか、とか。
 どう見られるか、とか」

「……ここだと、そうだな」

 相沢くんが、少しだけ私の方を見る。

「星野、よく髪を触るだろ」

 一瞬、思考が止まった。

「え……?」

「考えてるとき。
 あと、緊張してるとき」

 私は反射的に、自分の髪に触れてしまう。