この星空の下で、君に恋をした

 自分でも分かっている。
 待っている。

 星じゃなくて、人を。

 そのことに気づいてしまって、胸の奥が少しだけざわついた。

 しばらくして、屋上の扉が開く音がした。

 振り返ると、そこにいたのは相沢くんだった。

 昼と同じ制服姿なのに、屋上に立つと、やっぱり夜の人に近づく。

「……早いな」

 相沢くんが、そう言った。

「相沢くんこそ」

「今日は、少し時間ができた」

 それだけ言って、私の隣に来る。
 
 距離は、もう測らない。