別れ際、相沢くんは立ち止まった。
「また、来るか」
問いかける声は低くて、静かだった。
「……はい」
私は迷わず答える。
「私も、来ます」
相沢くんは小さくうなずいた。
「……なら、また」
それは約束じゃない。
でも、もう十分だった。
扉が閉まる音を背に、私は階段を下りる。
胸の奥に残っているのは、
言葉じゃなくて、沈黙の感触。
それが、こんなにも温かいものだなんて、
私は知らなかった。
「また、来るか」
問いかける声は低くて、静かだった。
「……はい」
私は迷わず答える。
「私も、来ます」
相沢くんは小さくうなずいた。
「……なら、また」
それは約束じゃない。
でも、もう十分だった。
扉が閉まる音を背に、私は階段を下りる。
胸の奥に残っているのは、
言葉じゃなくて、沈黙の感触。
それが、こんなにも温かいものだなんて、
私は知らなかった。

