この星空の下で、君に恋をした

 きい、と小さな音がした。
 屋上の扉が開く音。

 心臓が一瞬だけ跳ねる。
 ここは、誰も来ないはずの場所だったから。

「……邪魔だったか」

 低くて、落ち着いた声だった。
 
 振り返ると、扉の近くに一人の男子が立っていた。
 背は高めで、制服の着方はきちんとしているのに、どこか夜に溶けそうな雰囲気の人。

 無口そう。
 
 そういう第一印象が、なぜかすぐに浮かんだ。