この星空の下で、君に恋をした

 私には、家族がいる。

 穏やかな時間。
 あたたかい日常。

 そして、
 小さな手。

 「ママ」

 そう呼ばれるたび、
 胸の奥が、静かに満たされていく。

 ——昴。

 夜空に集まる、
 たくさんの光。

 ひとつひとつは小さくても、
 確かに、そこにある。

「今日は星、見に行こうか」

 そう言うと、
 昴は目を輝かせた。