この星空の下で、君に恋をした

 夜になって、
 私は部屋の灯りを消した。

 カーテンを少しだけ開けると、
 冬の空気が、
 ガラス越しに伝わってくる。

 空には、星が出ていた。

 多くはない。
 でも、確かにそこにある。

 私はベッドに腰を下ろして、
 コートのポケットから封筒を取り出した。

 湊の字。

 それだけで、
 胸の奥が少しだけ痛んだ。

 私はゆっくりと、手紙を開いた。
 
 紙の音が、
 夜の静けさに溶ける。