この星空の下で、君に恋をした

 それから、何日もあとのことだった。

 学校の帰り道、駅へ向かう途中で、
 私は声をかけられた。

「……澪ちゃん?」

 振り返ると、
 見覚えのある人が立っていた。

 一度だけ、
 病院で会ったことがある。

 湊のお母さんだった。

「少し、時間ある?」

 その声は、
 静かで、落ち着いていて、
 だからこそ、胸がざわつく。