この星空の下で、君に恋をした

 駅へ向かう道を、私たちは並んで歩く。

 吐く息が、
 白く重なる。

 私は、
 その白が消えるのを、
 何度も見送った。

 ——この時間が、
 いつまでも続くわけじゃないことを、
 体のどこかで分かっていながら。

 それでも、足を止めなかった。

 冬の始まりの夜は、
 静かに、
 私たちを現実へと戻していった。