この星空の下で、君に恋をした

 考えていなかった。
 呼ぼうと決めてもいなかった。

 一瞬、
 風の音だけが残る。

 相沢くんが、
 ゆっくり私のほうを見る。

「……今」

 低い声だった。

「名前で呼んだな」

 その言葉で、
 澪ははっとする。

「……え」

 自分の口元に、
 そっと手を当てる。

「……ごめん」