この星空の下で、君に恋をした

 私は息を吸う。

 冷たい空気が、
 肺の中に広がる。

「ねえ」

 返事を待たずに、
 言葉が続いてしまう。

「もし、見えなくなっても……」

 そこで、
 声が少しだけ揺れた。

 理由は分からない。
 ただ、続きを言うのが、
 ひどく難しかった。

「……湊」

 名前が、
 そのまま零れた。